ノコギリソウ属Achillea)は顕花植物の分類群のひとつ。アキレアとも。キク科キク亜科キク連のうち約100種が属する。

分布

ヨーロッパを中心に、アジアにも分布する。また北アメリカにもわずかに自生する種がある。

特徴

フリルがついたような形の、毛が生えた、良い匂いのする葉が特徴である。

茎の先端に、小さな花が沢山集まった大きな花序を持つ。花の色は白、黄色、オレンジ、ピンク、赤などがある。多くの種がガーデニング用に人気がある。

ノコギリソウ属の植物はしばしばチョウ目の幼虫の餌となる。

属名

属名 Achillea はギリシア神話に登場するアキレスから名づけられた。イリアスによると、アキレスの軍の兵士たちは傷をノコギリソウで癒していたという。

主な種

  • ノコギリソウ Achillea alpina
  • キバナノコギリソウ Achillea filipendulina
  • セイヨウノコギリソウ Achillea millefolium
  • エゾノコギリソウ Achillea ptarmica subsp. macrocephala
  • ヒメノコギリソウ Achillea tomentosa

ギャラリー


セイヨウノコギリソウ

ノコギリソウの花言葉と誕生花 旅カメラ

金剛山花の図鑑-ノコギリソウ-

ノコギリソウ 日本まるごと生き物図鑑

キタノコギリソウ Achillea alpina subsp. japonica