ニューブリテンクイナ(学名:Gallirallus insignis)は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種をクイナ属(Rallus)に分類する説もある。その場合、学名はRallus insignisとなる。
分布
パプアニューギニアのビスマーク諸島にあるニューブリテン島固有種。
形態
顔と頸は赤褐色、体の上面は灰緑色がかった褐色で、尾と初列風切は黒色である。喉から腹にかけての体の下面は黒色で、白色の細かい横縞模様が入る。虹彩は赤色、くちばしは黒色、脚はピンク色である。
生態
深い森林、湿地、渓谷などに生息する。飛翔力はない。
陸棲の貝類や昆虫類を捕食する。
人間との関係
開発による生息地の環境破壊により、生息数は減少している。
参考文献
- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、53、160頁。




