大興寺(だいこうじ、テフンサ、대흥사)は、全羅南道海南郡にある仏教寺院。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第22教区本寺である。

正式名称は大屯寺(テドゥンサ、대둔사)で、「大興寺」の名は日本統治時代から1993年にかけてのものである。ただし世界遺産での登録名称および寺の公式サイトでは「大興寺」が用いられる。

歴史

曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)は、百済の時代の426年(久爾辛王7年)の創建としている。ほかに544年(新羅真興王5年)に阿道が創建したという説もある。

李氏朝鮮の太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に大屯寺の名前はなく、廃寺になったようである。 世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際も、存続を許された36寺院の中に大屯寺の名前はなく、引き続き廃寺のままだったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。

日本統治時代の1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。

2018年のユネスコの世界遺産で山寺(サンサ)、韓国の山地僧院の一つとして登録された。

文化財

  • 北弥勒庵磨崖如来坐像(大韓民国指定国宝308号)
  • 塔山寺撞鐘(大韓民国指定宝物88号)

脚注

外部リンク

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  • 公式ウェブサイト

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