危険業務従事者叙勲(きけんぎょうむじゅうじしゃじょくん)は、警察官、自衛官、消防吏員など危険性の高い業務に従事した55歳以上の元公務員を対象に叙勲する日本の栄典制度である。
概要
「危険業務従事者叙勲受章者の選考手続について」(平成15.5.20 閣議了解)に基づき2003年(平成15年)から運用されている。春秋叙勲とは別枠で選考され、年2回それぞれ約3,600名が受章している。対象者に授与される勲章は瑞宝双光章または瑞宝単光章である。
受章者は警察官が約半数を占め、次いで自衛官、消防吏員、刑務官等、海上保安官の順となっている。
平成23年度春期(第16回)危険業務従事者叙勲については、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害状況に鑑み、発令が2011年6月18日に延期された。
この制度があるので、公務中の人命救助活動は紅綬褒章の対象にはならない。紅綬褒章を受けた人がいるとすればそれは公務外で、一般市民としてである。
危険業務従事者叙勲受章者数
2003年(平成15年)11月の第1回以降の危険業務従事者叙勲受章者数は、以下の通り。カッコ内は女性受章者数で内数。
脚注
関連項目
- 殉職
- 公安職
外部リンク
- 危険業務従事者叙勲受章者の選考手続について(内閣府)




