大天白神社(だいてんぱくじんじゃ)は、埼玉県羽生市の神社。

歴史

1557年(弘治3年)に創建された。羽生城の城主木戸忠朝の夫人が安産祈願のために創建した。

1872年(明治5年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられ、1907年(明治40年)の神社合祀により、「蔵王権現社」が合祀された。

現在の祭神は大山祇命であるが、『武蔵国郡村誌』によれば、かつては宇賀魂命であった。実際に当社では宇賀魂命の掛軸や神像を所蔵しており、この記述を裏付けている。当社と天白信仰との間に何か関係あるのかは不明である。ただ、祭神の眷属は「白狐」とされており、その白狐が嫌がるため「犬を飼ってはならない」「タバコを吸ってはならない」という掟があった。

文化財

  • 堀田相模守生祠(羽生市指定史跡 昭和32年1月29日指定)

交通アクセス

  • 羽生駅より徒歩18分。

脚注

参考文献

  • 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父』埼玉県神社庁、1986年

神社人 大天白神社

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