鵜田寺(うだじ)は、静岡県島田市にある真言宗泉涌寺派の寺院。
歴史
758年(天平宝字3年)に開山された。島田市最古の寺である。しかし、1568年(永禄11年)の武田信玄の駿河侵攻で焼失し、天正年間(1573年 - 1592年)に再建された。そのため、山号が「天正山」となっている。
当寺には宝筺印塔がある。この宝筺印塔は虎御前の供養塔といわれている。虎御前は遊女で曾我兄弟の仇討ちで知られる曾我祐成の妾である。また虎御前は島田髷の考案者とされており、毎年9月の第3日曜日に彼女を偲ぶ島田髷祭が執り行われている。
文化財
- 鰐口(静岡県指定有形文化財 昭和31年10月17日指定)
- 木造薬師如来坐像(静岡県指定有形文化財 昭和33年4月15日指定)
交通アクセス
- 島田駅より徒歩28分。
脚注
参考文献
- 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年




